郵便局のみまもりサービスは、離れて暮らす家族に地域の郵便局員が安否確認をしてくれるサービスです。
郵便局が見守りサービスを提供しているとは知らなかった方もいるかと思いますが、一軒一軒に郵便物を配達する郵便局だからこそ、きめ細やかなサービスを提供できることが強みです。
この記事では、郵便局のみまもりサービスについてまとめています。評判やメリット・デメリットなども併せて紹介するので、離れて暮らす家族の見守りサービスを検討している方は、ぜひ目を通してください。
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郵便局のみまもりサービスとは？
郵便局のみまもりサービスは、離れて暮らす家族に対しその地域の郵便局員が家族に会いに行き、安否確認とともに会話をして、そのときの様子を写真に収めて報告してくれるサービスです。はじめに、郵便局のみまもりサービスについてどんな特徴があるのか見ていきましょう。
| サービス名 | 郵便局のみまもりサービス |
| タイプ | 訪問または電話 （オプション利用により駆けつけ） |
| 料金 | 月額1,070円（税込）～ |
| 販売業者 | 日本郵便株式会社 |
みまもり訪問サービス（みまもり保険付き）
みまもり訪問サービスは、月に1回、郵便局員が利用者を直接訪問して会話をしながら生活状況を確認するサービスです。
所要時間はおおむね30分程度で、固定の7項目と選択可能な3項目の合計10項目を利用者に質問して、生活状況を写真つきの報告書とともに指定の家族に報告してくれるものです。
基本の質問は、体調・食事・睡眠・運動の有無・外出頻度・生活の困りごと・心配事の7つで、選択可能な質問は知り合いとの交流頻度や持病の状況、予防接種を受けたかなど合計23種類から選択できます。
参照：選択可能な質問項目
また、訪問と報告のほかに入院補償「みまもり保険」が自動付帯。入院補償や24時間の医療相談窓口など各種相談窓口が連携し、離れて暮らす利用者と家族をサポートできるのも魅力でしょう。
会報誌や亀の井ホテル（旧かんぽの宿）の優待も受けられるなど、きめ細かなサービス内容となっています。
みまもりでんわサービス
離れて暮らす家族に対し、月に1回の訪問では心配な方は、毎日の様子を確認してくれるみまもりでんわサービスがおすすめです。
みまもりでんわサービスは、みまもり訪問サービスとの併用・みまもりでんわサービスの単体利用ができるため、利用者の状況に合わせて選択できることが魅力です。
みまもりでんわサービスは、朝7時～14時、午後16時～21時の間で、希望する時間帯に毎日利用者に電話をかけて体調確認を行います。
利用者の回答後には日替わりでメッセージを伝えてくれるほか、体調が良くなかったときや電話に未応答だったときは、最大4名までの指定報告先にメールで連絡して対応します。
利用者の電話が固定電話か携帯電話かで料金は異なり、みまもり訪問サービスとセットで利用すると月額利用料金が毎月110円割引になる特典つきです。
日常生活には支障がなくとも持病がある高齢者や、あまり話し相手がいない方にもおすすめでしょう。
（オプション）駆けつけサービス
みまもり訪問サービスまたはみまもりでんわサービスを利用中の方を対象に、オプションとして駆けつけサービスをつけることができます。
駆けつけサービスは、警備会社（セコム株式会社または綜合警備保障株式会社）が提供するサービスで、万が一利用者との連絡が取れない、体調が急変したなどの有事の際には、家族からの要請に応じて利用者宅に駆けつけてくれます。
ただ、利用する際は別途警備会社との契約が必要となり、1回ごとの有料サービスであることや、駆けつけてくれるのは利用者宅のみ、屋外には対応していない点には注意が必要です。
郵便局のみまもりサービスの料金プラン
郵便局のみまもりサービスの料金プランは以下の通りです。
| みまもりサービス | 料金 |
|---|---|
| みまもり訪問サービス | 月額2,500円 |
| みまもりでんわサービス | 固定電話…月額1,070円（税込） 携帯電話…月額1,280円（税込） |
| （オプション）駆けつけサービス | 月額880円（税込）～ ※駆けつけ1回につき5,500円（税込） ※対応時間1時間以内 |
郵便局のみまもりサービスの口コミ・評判はどう？
郵便局のみまもりサービスは、ふるさと納税の返礼品になったことでも話題になりました。口コミ評判を調べたところ、「自分では聞けない親の本音を聞いてくれる」といった高評価もある反面、サービス内容と料金的なところで「高い」という声も…。
悪い口コミ
郵便局のみまもりサービスはクソ。
— けろ🐸 (@himawarigo1) October 8, 2022
ある時には父が写真を拒否したとかで家の玄関を撮影した写真を送ってきた。
月一回行って「行きましたアピール」
私は毎週行ってるし玄関の写真なんかいらんわ💢
郵便局のみまもりサービス…友達にどうしようも無くなったら頼むかもって言われてたんだよね。。
— まんまい～ (@ninnikukarei) September 17, 2019
月額2500円は高いから無理だなとは思ってたけど。
これって、郵便局がすることかな？自治体とかがやるなら分かるけど。
友達もなんかゲッソリして大変そう😩#郵便局 #のるま
良い口コミ
大量孤独死について「孤独死はいいが腐敗する前に見つけてもらいたい」的な話をちらほら見聞きするのですが、郵便局のみまもりサービスを応用すればなんとかなるような気もするんですよ。毎日電話のプランなら月1000円くらい。駆けつけプランもあり。https://t.co/hcfiNFndgzhttps://t.co/XPhKYSAoNO pic.twitter.com/vjsmkDcn4i
— ちらいむ (@chilime) December 26, 2018
郵便局のみまもりサービスを利用しているのだけど、一問一答ではなく会話の中から体調や食欲、お困りごとなんかを聞いてくれているみたいで本当にありがたい。と同時に、私が見るのわかっているから強がっているんじゃないかな？とか思ったり。
— 芍 (@pivoine__) February 28, 2019
郵便局のみまもりサービスのデメリット
地域の情報を細かく把握する郵便局のみまもりサービスは、郵便局ならではの配慮が光るものがあります。
ですが、実際に利用する際は注意したいことや事前に理解しておきたデメリットがあります。
ここでは、郵便局のみまもりサービスのデメリットをチェックしていきましょう。
（みまもり訪問サービス）月1回の訪問は意味がない、コスパ悪い…
みまもり訪問サービスは、利用者と直接会って会話をしてくれるので良いのですが、月に1度しか訪問してくれないことがひっかかります。
みまもり保険が付帯し医療の相談や困りごと相談ができるとしても、コスパが良いとは言い切れないものがあります。
訪問回数を増やすプランもないので、この点はコスパの面と併せてもデメリットといえるでしょう。
（みまもりでんわサービス）自動音声による確認…
みまもりでんわサービスは、毎日電話をかけてくれるのは良いですが、自動音声による対応となっています。自動音声は音声に人間味がないので、いくら日替わりのメッセージがあるといっても、利用者の満足度を高めることは難しいでしょう。
電話に対する回答はプッシュホン、その作業ができない場合は向かないサービスともいえるでしょう。
（駆けつけサービス）対象外エリアの場合がある
オプションの駆けつけサービスは、みまもり訪問サービスまたはみまもりでんわサービスを利用している方限定のサービスのため、単品で利用することはできません。
また、すべてのエリアに対応しているわけではなく対象外のエリアもあります。一見すると便利なようでも、対象エリア外だった場合は利用できないデメリットがあります。
支払い方法がゆうちょ銀行の自動払込のみ
各サービスの支払い方法は、ゆうちょ銀行口座からの自動払込のみです。集金やほかの銀行からの引き落とし、クレジットカード払いなどが利用できない状態です。
もしも、ゆうちょ銀行口座を持っていない場合でサービスを利用する際は、新規で口座開設する必要があります。
支払い方法の選択肢がないため、その点もデメリットといえるでしょう。
郵便局のみまもりサービスのメリット
郵便局のみまもりサービスは、それぞれにデメリットや使いにくさがあることがわかりました。ですが、その一方で安心できるメリットもあります。
日本郵政だからサービス自体の安心感はある
郵便局のみまもりサービスは日本郵政が提供するサービスです。全国に展開していることや、サービス自体に対する安心感が違います。
地域の情報を細部まで把握している郵便局職員が対応してくれるのは、やはり何よりも頼れる部分だといえるでしょう。
（みまもりでんわサービス）毎日安否確認ができる
みまもりでんわサービスは、自動音声での対応とはいえ、毎日利用者の安否確認ができます。電話操作が可能な利用者にとっても、離れて暮らす家族にとっても、安心できるサービスといえるでしょう。
まとめ
今回は、郵便局のみまもりサービスを紹介しました。日本全国に展開する日本郵政が提供するみまもりサービスは、実際に訪問または電話で安否確認ができることが魅力です。
みまもりサービスは一長一短なところがあるものの、離れて暮らす家族の様子を把握できることは何よりの安心につながるでしょう。
また、万が一に備え、オプションの駆けつけサービスを利用すれば、利用者に急変があったときも早く対応することができます。
そろそろ見守りサービスを利用しようか、どこを利用しようか、と検討している方は1度最寄りの郵便局に問い合わせるか、資料請求をしてみてはいかがでしょうか。